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維持可能な循環型社会への転換方策の提案(平成 29年度)
Proposal of transition paths and adaptation measures for a circular society

予算区分
AA 課題解決型
研究課題コード
1620AA023
開始/終了年度
2016~2020年
キーワード(日本語)
3R,廃棄物処理システム,社会変化適応
キーワード(英語)
3Rs,waste management system,adaptation to social changes

研究概要

2030年までの様々な社会動向に対応し他の環境政策・公共政策と統合された循環型社会を実現する方策を提示すること、ならびに、社会的価値を高めた物質循環のシステムやそのビジョン・実現方策を提示することを目的として、以下の2つのサブテーマを実施する。
1)社会変化に適応した循環型社会の設計
2030年までのマクロからミクロまでの様々な社会動向に適応した循環型社会への転換を図るための検討を行い、レジリエントかつ維持可能な循環型社会の構築に貢献する。具体的には、他の環境政策とのトレードオフに留意して循環型社会形成政策の現状評価を行いながら、事例調査やモデル計算、指標開発、政策評価などの研究手法によって、人口減少や高齢化、地域コミュニティの変化、地域でのエネルギー自給や公共工事等の縮小などの社会変化への対応を図るための検討を行う。
2)価値・情報連鎖に着目した物質循環システムの設計と推進
廃棄物の物質あるいはエネルギーとしての利用価値の向上と、モノの授受を契機として福祉政策や社会的弱者の雇用を展開するインクルーシブな取り組みを射程に、物質的および非物質的な付加価値を高めた循環システムを調査・提示し、その効果の把握と普及方策の検討を行う。また、環境配慮型ストック社会の創出に向け、機能活用による利用価値の増大と脱物質化の効果や要因を分析し、ストック社会への転換方策を提示する。

研究の性格

  • 主たるもの:政策研究
  • 従たるもの:応用科学研究

全体計画

2030年までの様々な社会動向に対応し他の環境政策・公共政策と統合された循環型社会を実現する方策を提示すること、ならびに、社会的価値を高めた物質循環のシステムやそのビジョン・実現方策を提示することを目的として、以下の2つのサブテーマを実施する。
1)社会変化に適応した循環型社会の設計
2030年までのマクロからミクロまでの様々な社会動向に適応した循環型社会への転換を図るための検討を行い、レジリエントかつ維持可能な循環型社会の構築に貢献する。具体的には、他の環境政策とのトレードオフに留意して循環型社会形成政策の現状評価を行いながら、事例調査やモデル計算、指標開発、政策評価などの研究手法によって、人口減少や高齢化、地域コミュニティの変化、地域でのエネルギー自給や公共工事等の縮小などの社会変化への対応を図るための検討を行う。
2)価値・情報連鎖に着目した物質循環システムの設計と推進
廃棄物の物質あるいはエネルギーとしての利用価値の向上と、モノの授受を契機として福祉政策や社会的弱者の雇用を展開するインクルーシブな取り組みを射程に、物質的および非物質的な付加価値を高めた循環システムを調査・提示し、その効果の把握と普及方策の検討を行う。また、環境配慮型ストック社会の創出に向け、機能活用による利用価値の増大と脱物質化の効果や要因を分析し、ストック社会への転換方策を提示する。

今年度の研究概要

一般廃棄物処理やバイオマス地域循環に関する全国モデルを構築するとともに、人口減少や高齢化、自治体廃棄物行政の変化等の社会変化や政策介入をふまえたシナリオ分析を行う。さらに高齢化については、昨年度の成果をふまえ、ごみ出し支援に関する実務者向けの手引きを作成する。また、モノの授受を契機とした社会的リユース取り組みの実態や効果、製品ストックの機能活用の状況や期待とのギャップなどを調査・分析を継続して実施する。

外部との連携

(独)環境再生保全機構 環境研究総合推進費「循環型社会政策の効果評価と導入支援のための資源利用・廃棄物処理モデルの構築」(1-1601)にて、関連する共同研究を東京大学ならびにみずほ情報総研(株)とともに実施。

課題代表者

田崎 智宏

  • 資源循環領域
    資源循環社会システム研究室
  • 室長(研究)
  • 博士 (学術)
  • システム工学,政策学,工学
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担当者