- 予算区分
- AI 研究調整費
- 研究課題コード
- 1414AI003
- 開始/終了年度
- 2014~2014年
- キーワード(日本語)
- アジア,途上国,生活排水処理,性能評価方法
- キーワード(英語)
- Asia, Developing country, Domestic wastewater treatment, Performance testing method
研究概要
アジア途上国地域においては、生活排水処理技術の性能評価方法が確立されていないため、コストのみが選択基準となってしまい、また、処理性能の担保や維持管理、汚泥の処分等全体システムの設計や運用が不十分であることから、適切な生活排水処理施設が整備される基盤が構築されていないのが現状である。
そこで本研究活動では、アジアの社会的、経済的な観点を考慮した標準的な分散型生活排水処理技術の性能評価方法の構築と、その普及を目的とした専門家ネットワークを形成する。
研究の性格
- 主たるもの:行政支援調査・研究
- 従たるもの:技術開発・評価
全体計画
アジア域内で分散型汚水処理技術性能評価の必要性の理解が得られつつある国を優先的に対象とし、その国の研究者らと共同で性能評価方法を構築するのみならず、規格化を担当する行政部局のステークホルダーなどと早期の段階からネットワークを構築し、アジア型の分散型汚水処理技術の性能評価方法を確立する。
今年度の研究概要
分散型汚水処理に関する国際専門家(ドイツ)らを招聘するとともに、浄化槽メーカー団体や性能評価機関等の関係者と協議を進め、我が国の浄化槽性能評価方法および欧州規格をベースにアジア特性を踏まえた浄化槽性能評価の考え方について整理し、ドラフトを作成する。
外部との連携
浄化槽システム協会、日本建築センター、日本環境整備教育センター、PIA (ドイツ) 、バンドン工科大学 (インドネシア) 、北スマトラ州環境局 (インドネシア)