- 予算区分
- AE 経常
- 研究課題コード
- 1011AE001
- 開始/終了年度
- 2010~2010年
- キーワード(日本語)
- アレルギー,農薬,大気汚染
- キーワード(英語)
- allergy, pestcides, air pollutant
研究概要
近年、若年層を中心にアレルギー疾患が増加していると言われているが、その要因の一つに、環境化学物質の影響が指摘されている。本研究では、複数のアレルギー疾患モデルを用い、環境化学物質、特に残留農薬や大気汚染物質の影響を評価し、影響が認められた場合は、その作用機構の解明を行うことを目的とする。
研究の性格
- 主たるもの:基礎科学研究
- 従たるもの:技術開発・評価
全体計画
これまでに、環境化学物質曝露がアトピー性皮膚炎やアレルギー喘息に及ぼす影響を検討し、疾患の種類、あるいは性差により影響が異なることを見出した。本研究では、その作用機構について検討を行う。
今年度の研究概要
これまでの検討で、食品中残留農薬であるγ-BHCが、アレルギー喘息病態を増悪することを明らかにした。今年度は、その増悪機構について検討を行う。具体的には、肺局所における炎症性因子の発現、二次リンパ組織である脾臓における影響などを検討する。
- 関連する研究課題
- 20977 : 重点3ー中核2感受性要因に注目した化学物質の健康影響評価
- 0 : その他の研究活動
課題代表者
柳澤 利枝
- 環境リスク・健康領域
病態分子解析研究室 - 主幹研究員
- 博士(医学)
- 医学,生化学