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廃棄物の不適正管理に伴う負の遺産対策(平成 20年度)
Proposing countermeasures to improve inappropriate management of wastes

予算区分
AB 循環センター
研究課題コード
0610AB436
開始/終了年度
2006~2010年
キーワード(日本語)
不適正管理,PCB廃棄物,廃農薬,残留性化学物質,修復技術,技術選定,不適正最終処分場
キーワード(英語)
INAPPROPRIATE MANAGEMENT, WASTE PCB, WASTE AGRICULTURAL CHEMICALS, PERSISTENT CHEMICALS, REMEDIATION TECHNOLOGY, SELECTION OF THECHNOLOGY, INAPPROPRIATE LANDFILL SITE

研究概要

廃棄物の不適正管理に伴う環境汚染の修復事業を支援するため、廃PCB処理技術、同事業のフォローアップ、埋設農薬の適正処理及び管理方策の調査を実施するとともに、不適正処分場に対してそれぞれの環境リスクを踏まえた汚染修復対策プログラムを設計する手法を提示する。

研究の性格

  • 主たるもの:行政支援調査・研究
  • 従たるもの:

全体計画

18年度 不適正最終処分場や不法投棄サイトの修復対策事業において周辺環境に適合した最適な技術選定を行うためのプログラム開発に着手する。廃PCB処理のフォローアップ調査を行うとともに,他のPOPs様物質の製造量や使用量、用途等について調査を実施する。
19年度 不適正最終処分場等の最適修復技術選定プログラムの開発を継続し、周辺環境に応じた環境影響やリスクを評価できる診断ツールを検討する。廃PCB処理のフォローアップを実施する。
20年度 不適正最終処分場等の最適修復技術選定プログラムの実処分場への適用性を検討し、改良を行う。関連修復サイトのフォローアップを実施する。PCB、廃農薬のモニタリング手法の実施設での適用による評価を開始する。
21年度 不適正最終処分場等の最適修復技術選定プログラムの実処分場への適用性の検討とプログラムの改良を継続する。PCB、廃農薬等のモニタリング手法について、各種媒体中の測定を実施し適用性を評価する。
22年度 不適正最終処分場等の修復対策事業における周辺環境に適合した最適修復技術選定プログラムを構築する。関連修復サイト及び実施設への適用や処理施設のフォローアップ等の結果より、処理事業の円滑かつ適正な遂行を支援する。収集した測定データ、また物性や製造量等のデータから、資源循環・廃棄物処理過程でのPOPs様物質の生成、排出量等を見積もり、物質のプロセス挙動を提示する。

今年度の研究概要

不適正最終処分場等の最適修復技術選定プログラムの実処分場への適用性を検討し、必要な改良を行う。関連修復サイト及びPOPs廃棄物処理施設でのフォローアップを実施する。また、PCB、廃農薬のモニタリング手法に関しては、実施設での適用による評価を開始する。POPs廃棄物処理施設等において各種媒体中のPOPs様物質の測定を実施する。また、その現場適用の結果から分析方法の最適化を進める。

関連する研究課題

課題代表者

野馬 幸生

担当者