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島嶼河川に生息する底生動物の分類及び生態に関する研究(平成 19年度)
Studies on the classification and ecology of benthic macro-invertebrates in island streams

予算区分
AE 経常
研究課題コード
0610AE463
開始/終了年度
2006~2010年
キーワード(日本語)
島嶼,底生動物,分類,生態
キーワード(英語)
ISLANDS, BENTHOS, CLASSIFICATION, ECOLOGY

研究概要

島嶼生態系は一般に脆弱な系であるとして知られているが、そのなかでも河川は海と陸により隔てられた特殊なハビタットであると考えられる。その主要な構成種である底生動物について分布調査を行い、甲殻類や腹足類、水生昆虫などについて、島ごと、あるいは島内の河川ごとに異なる生物相とその特徴を明らかにすることを目的としている。

研究の性格

  • 主たるもの:基礎科学研究
  • 従たるもの:

全体計画

島嶼河川において主要な構成種である底生動物について分布調査を行い、必要に応じて分類学的な研究を行う(2006年度~2010年度)。伊豆諸島の御蔵島の河川において底生動物の分布調査を行い、他の島嶼河川の分布データとの比較検討を行う(2006年度)。さらに屋久島、西表島など南西諸島の河川における底生動物相についての分類および生態についての研究を行う(2007年度~2010年度)。

今年度の研究概要

西表島や久米島など南西諸島の河川に生息する底生動物について、水生昆虫ではトビケラ目とカゲロウ目、腹足類ではトウガタカワニナ科に注目して分布調査を行い、得られた標本について分類学的な検討を行う。特に、生活史の一部しか判明していない底生動物については、飼育して幼虫と成虫の対応関係を調べたり、現地調査により幼貝から成貝までの成長段階ごとの標本を揃えたりすることなどを計画している。

関連する研究課題
  • 0 : その他の研究活動(生物圏環境研究領域)

課題代表者

佐竹 潔