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生物微弱発光計測技術を応用した藻類に対する化学物質生態リスク評価手法の開発(平成 17年度)
Development of ecotoxicicological assessing chemicals on uniceller algae using a long term-delayed luminescence technology

予算区分
BD 環境-環境技術
研究課題コード
0506BD800
開始/終了年度
2005~2006年
キーワード(日本語)
化学物質, 生態毒性, 藻類, 生物微弱発光
キーワード(英語)
CHEMICAL, ECO-TOXICITY, ALGAE, LONG TERM-DELAYED LUMINESCENCE

研究概要

改正化学物質審査規制法、改正農薬取締法で定められた藻類に対する化学物質生態リスク評価手法について、生物微弱発光の一種である遅延発光の計測技術を応用し、簡便な試験手法を開発する。本研究開発では、72時間を要する従来手法の結果を1時間程度で判定可能で、さらに被検物質の毒性発現メカニズムの評価が可能な試験手法を開発する。また、低コストで簡便な計測装置および計測キットを開発する。

研究の性格

  • 主たるもの:技術開発・評価
  • 従たるもの:モニタリング・研究基盤整備

全体計画

17年度:試験に適する藻類種を選定する。種間差による化学物質影響の違いを評価するため、TG-201推奨種を中心に光合成代謝の阻害剤を曝露し、藻類生長阻害試験と遅延発光計測を実施する。その結果から、生態リスク評価に適し、代謝阻害剤に対し普遍的な感受性を持つ藻類を選定する。18年度:毒性発現メカニズムが明確な被検物質を選定し、TG-201に準じた藻類生長阻害試験を実施する。遅延発光計測と藻類生長阻害試験の結果を比較する。それをもとに、遅延発光計測による生長阻害の判定方法と、毒性発現メカニズムの推定方法を明確にする。

今年度の研究概要


本研究所で維持している単細胞藻類からOECDテストガイドライン201(最新改訂版)で推奨される緑藻2種、藍藻および珪藻を中心に、遅延発光測定に適する藻類種・系統の検索を行う。さらに、キット化・効率化のためにその保存法および必要に応じて簡易培養法の検討を行う。

備考

研究代表者:勝又
政和(浜松ホトニクス株式会社中央研究所)

課題代表者

菅谷 芳雄

担当者