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北東アジアにおける砂漠化アセスメント及び早期警戒体制(EWS)構築のためのパイロットスタディ(3)土壌・植生・水文解析による土地脆弱性の評価(平成 17年度)
A pilot study in North-East Asia for developing desertification assessment and constructing an early warning system (3) Land vulnerability assessment by soil/ vegetation/ hydrological analysis

予算区分
BA 環境-地球推進 G-2
研究課題コード
0406BA405
開始/終了年度
2004~2006年
キーワード(日本語)
基準・指標, 砂漠化モニタリング・アセスメント, 植物指標, 早期警戒体制, 土地脆弱性
キーワード(英語)
BENCHMARKS & INDICATORS (B&I), DESERTIFICATION MONITORING & ASSESSMENT (DMA), EARLY WARNING SYSTEM (EWS), LAND VULNERABILITY, INDICATOR PLANT

研究概要

砂漠化早期警戒体制(EWS)構築のためのパイロットスタディを北東アジアで開始し、砂漠化の基準・指標、砂漠化モニタリング・アセスメント等を統合化し、砂漠化対策オプション等を評価しうる科学的システムの確立が必要である。本サブ課題では、砂漠化プロセスの評価、土地の脆弱性・劣化度の評価基準の設定、砂漠化防止対策技術の土地回復に及ぼす影響の解明を目的とするが、特に、現地の砂漠化(土壌劣化)程度と植生等の調査情報に加え、土壌環境要因等に対する各指標植物(候補)種の発芽・生長反応性を実験し、指標植物による砂漠化(土壌劣化)評価手法の開発に有用な基盤情報、また、砂漠化回復に適切な植物種に関する情報を提供する。

研究の性格

  • 主たるもの:応用科学研究
  • 従たるもの:技術開発・評価

全体計画

現地調査による植生・土壌指標に関する試資料(植物種子を含む)の収集整理(16〜17年度)。主要な指標植物種に対する環境制御実験による土壌の理化学性の影響解析(16〜18年度)。植生指標と土壌指標との関係解析(17〜18年度)。現地の砂漠化状態の説明程度の解析・砂漠化地域の土壌劣化程度に対する植生変化の推定・植生指標から土壌劣化を診断する手法の開発・提示(17〜18年度)。

今年度の研究概要

中国北部・モンゴルの砂漠化地域を対象に、(1)現地の気象・土壌・植生などの環境試資料収集を継続する。(2)モンゴル現地調査で指標植物候補種の種子を収集する。(3)主要指標植物候補種の発芽・生長−環境制御実験を行い、土壌の理化学性(土壌水分や土壌栄養塩類等)や微気象(光・温度・湿度環境等)の影響を解析し、砂漠化に関する植生指標−土壌指標の相互関係を解析する。

備考

共同研究機関:中国科学院沈陽応用生態研究所・中国科学院植物研究所・中国環境科学研究院
研究代表者:武内和彦(東京大学大学院農学生命科学研究科)

課題代表者

清水 英幸

担当者

  • 陳 利軍
  • 戸部 和夫