- 予算区分
- AE 経常
- 研究課題コード
- 0105AE243
- 開始/終了年度
- 2001~2005年
- キーワード(日本語)
- 有機ハロゲン,簡易測定,処理水,浸出水,生物評価試験,変異原性,廃棄物処理施設
- キーワード(英語)
- ORGANOHALOGENS,SIMPLE MEASUREMENT,TREATED WATER,SEEPED WATER,BIO-ASSAY,MUTAGENICITY,WASTE TREATMENT FACILITIES
研究概要
廃棄物及び循環資源の処理過程における有害化学物質、特に有機ハロゲンの管理及び制御は、資源循環型社会を形成するための重要な要素の一つである。本研究は、選択的あるいは包括的に有機ハロゲンを迅速且つ簡易に測定する手法を開発し、同時に生物評価試験を組み合わせることによって、リスク管理のための基礎情報の拡充に資するものである。
研究の性格
- 主たるもの:モニタリング・研究基盤整備
- 従たるもの:応用科学研究
全体計画
試料の採取、抽出、精製方法について、既存手法の改良や組み合わせ手法の最適化を図る(13年度)。既知の有害性の高い有機ハロゲンについて、GC/MSなどの選択的及び包括的測定手法を検討するとともに実試料への適用を図る。また、未知のものを含めた有機ハロゲンについて、迅速且つ簡易な測定手法について検討する。具体的にはTOXなどによる測定手法を応用し、省力化、コスト削減、自動化について検討する(14〜15年度)。前年度までに開発した手法を廃棄物処理施設などの現場において運用し、運用結果をフィードバックして手法の最適化を図るとともに、有機ハロゲンについてのデータの蓄積を行う。同時に、変異原性試験、細胞毒性試験などの生物評価試験を実施し、廃棄物及び循環資源処理過程における有機ハロゲンのリスクについて考察する(16〜17年度)。
今年度の研究概要
実際の処分場浸出水について塩素処理を行い、化学分析としては有機ハロゲン総量をTOX測定で把握し、また個別の物質をGC/MS等で定量する。毒性試験としては変異原性に関するumu試験を行う。実プラスチック試料の水等による溶出物の塩素処理を行い、毒性試験と化学分析を行う。以上の結果を合わせ、有機ハロゲンに関するリスクの考察を行う。
備考
旧研究課題コード:0105AB243