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侵入生物による生物多様性影響機構に関する研究(平成 17年度)
The study of the effect of invasive species on biodiversity

予算区分
AA 重点特別
研究課題コード
0105AA205
開始/終了年度
2001~2005年
キーワード(日本語)
侵入生物,生態影響,絶滅,遺伝的浸食,DNA,生物地理学
キーワード(英語)
INVASIVE SPECIES,ECOLOGICAL IMPACT,EXTINCTION,GENETIC INTROGRESSION,DNA,BIOGEOGRAPHY

研究概要

日本および世界における侵入種の種類、各種の生態学的特性、分布域などの実態を把握し、それらがもたらす在来生態系への影響を生物間相互作用すなわち競合、捕食、遺伝的攪乱、寄生生物の持ち込みなどの観点から検証し、得られたデータをもとに侵入種による生物多様性への影響機構を明らかにすることを目的とする。そのために侵入種のデータベースを構築し、代表的侵入種を選定した上で室内実験および野外調査を行い、侵入種の影響パターンの把握および対策手法の確立を目標とする

研究の性格

  • 主たるもの:応用科学研究
  • 従たるもの:基礎科学研究

全体計画

侵入種の生態学的特性、侵入源、分布域、在来種への影響の仕方などの情報を収集してデータベースを構築し、危険度の高い侵入種のランキングを行う(13年度〜15年度)。代表的な侵入種について在来生物相に及ぼす影響を競合、捕食、遺伝子浸透、寄生生物持ち込みの各要因に分けて解析する(13年度〜15年度)。侵入種の中でも特に在来種への影響が大きいとされるアライグマ、タイワンリス、チメドリ類を対象として在来生物種への影響を把握し、有効な駆除法を確立する(13〜15年度)。

備考

参画研究機関:森林総合研究所,長野県自然保護研究所,北海道大学,東京大学,九州大学,琉球大学,岐阜経済大学,自然環境研究センター

課題代表者

五箇 公一

  • 生物多様性領域
    生態リスク評価・対策研究室
  • 室長(研究)
  • 農学博士
  • 生物学,農学,化学
portrait

担当者

  • 椿 宜高
  • 高村 健二
  • 永田 尚志