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環境浄化への微生物の利用およびその影響評価に関する研究(平成 16年度)
Studies on the application of microorganisms to the environmental cleanup and its risk assessment

予算区分
AE 経常
研究課題コード
0105AE200
開始/終了年度
2001~2005年
キーワード(日本語)
微生物分解,遺伝子発現,環境汚染物質
キーワード(英語)
BIODEGRADATION,GENE EXPRESSION,ENVIRONMENTAL POLLUTANTS

研究概要

環境浄化・保全に向けて微生物機能を積極的に活用していくための基礎技術の開発を目的とする。そのために本研究では、有機塩素化合物、油、重金属等の環境汚染物質を分解・除去する微生物の探索を行い、その機能の解明および強化を試み有用な環境浄化菌を開発するとともにこれらの浄化菌を利用した浄化システムを構築し、さらに環境汚染物質、環境浄化菌等の微生物生態系への影響の解析を目標とする。

研究の性格

  • 主たるもの:技術開発・評価
  • 従たるもの:

全体計画

各地の土壌試料より、環境汚染物質分解・浄化微生物の純粋分離、または分解混合培養系を探索するとともに、分離した微生物の分解・除去に関与した酵素および遺伝子を精製、単離し、微生物機能を解明する(13年度~17年度)。フラスコあるいはカラムを用いた環境汚染物質分解・除去試験を行い、分解特性を明らかにし、効率よく分解・浄化微生物を活用するシステムを構築する(14年度~16年度)。微生物による環境浄化処理が微生物生態系に及ぼす影響を分子生態学的手法あるいは培養法によって解析する(15年度~17年度)。

今年度の研究概要

土壌地下水汚染現場試料中の微生物群集構造をPCR-DGGE、ランダムシークエンス等の分子生物学的手法により詳細に解析し、自然分解の可能性及び浄化処理が微生物生態系に及ぼす影響を明らかにする。

備考

名古屋市環境科学研究所(朝日教智,榊原靖)との共同研究「微生物分解を用いた土壌汚染修復に関する研究」

課題代表者

岩崎 一弘

  • 企画部
  • フェロー
  • 理学博士
  • 農学,生物学
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