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ライフサイクル的視点を考慮した資源循環促進策の評価に関する研究(平成 16年度)
Life cycle assessment of technological and policy measures for promoting better material cycles

予算区分
AB 政策対応型
研究課題コード
0105AB398
開始/終了年度
2001~2005年
キーワード(日本語)
資源循環,ライフサイクル・アセスメント
キーワード(英語)
MATERIAL CYCLES,LIFE CYCLE ASSESSMENT

研究概要

ライフサイクルアセスメント(LCA)の考え方を適用して、循環資源の利用促進による環境負荷の低減効果を定量的・総合的に評価する手法を開発する。また、この手法を用いて、企業、消費者、政府等の各主体の行動促進策に係る5種類程度のシナリオについて、廃棄物処分量など主要な10項目程度の環境負荷の低減効果を評価する。

研究の性格

  • 主たるもの:政策研究
  • 従たるもの:行政支援調査・研究

全体計画

資源循環促進による環境負荷低減効果の評価にLCAを適用する際の問題点の検討、インベントリデータの収集に着手する(13年度)。消費財のリサイクル促進による環境負荷低減効果評価の事例研究、経済的手段導入による資源循環促進効果のモデル分析手法、コミュニケーション手法の検討を行う(14~15年度)。資源循環に関する影響評価手法を促進策の効果の評価に適用する(16年度)。廃棄物・リサイクル関連のLCA手法の標準的手法をまとめ、この手法を用いて資源循環促進による環境負荷低減効果を裏付ける(17年度)。

今年度の研究概要

LCA手法を用いて、資源循環の促進による環境負荷の低減効果を評価するため、プラスチックなど代表的な材料のリサイクル技術を対象とした事例分析をさらに進める。廃棄物処理・処分に伴う環境影響のLCAにおける評価手法の検討を進める。容器包装、耐久消費財などの主要分野について、リサイクル技術に関する技術動向、リサイクルに係るマテリアルフローの動向、実施中・検討中の具体的な政策手段を踏まえて、評価対象とする循環促進策のシナリオ作成に着手するとともに、ライフサイクルでの環境影響低減効果をはじめとする評価の視点の整理を行う。

課題代表者

森口 祐一

担当者