- 予算区分
- AB 政策対応型
- 研究課題コード
- 0105AB407
- 開始/終了年度
- 2001~2005年
- キーワード(日本語)
- 循環資源,廃棄物,リスク制御,有機性化学物質,液体クロマトグラフィ質量分析,包括的分析
- キーワード(英語)
- RECYCLING MATERIALS,WASTE,RISK CONTROL,ORGANIC CHEMICALS,LC/MS,COMPREHENSIVE ANALYSIS
研究概要
循環資源や廃棄物に含まれる物質の多くは不揮発性物質および不安定物質と考えられるが、現在の分析手法では把握できないものも多い。そこで、LC/MSによる系統的分析システムを完成させ、廃棄物埋立地浸出水中の不揮発性物質を分析する。とくに浸出水の処理過程で生成する有害物質に着目し、その同定と定量を試みる。
研究の性格
- 主たるもの:技術開発・評価
- 従たるもの:政策研究
全体計画
LC/MSを廃棄物埋立地浸出水や廃プラスチックから水に溶出した成分に適用するための前処理・分析系を開発する(13年度)。廃製品から水に溶出する不揮発性物質等の抽出と分画を行い、LC/MSで分析可能な物質群の概要を把握する(14年度)。埋立浸出水などにおけるLC/MS検出物質を同定し、系統的なクリーンアップ法や分画法の開発を進めることにより、LC/MS分析手法の最適化システムを提示する(15~16年度)。循環資源・廃棄物に対するLC/MS分析の高感度化を図りつつ、これらの管理に適した系統的分析システムを提示する(17年度)。
今年度の研究概要
(1)誘導体化法によるアミノ化合物の同定手法を開発する。(2)前年度に引き続き、難揮発性化学物質の抽出・分画法の改良、LC/MSによる同定手法の開発、新イオン化法の高感度化を行う。また、従来LC/MSで感度が乏しかった難揮発性臭素化合物の高感度検出法を開発する。(3)複雑系廃棄物を対象とした有機スズ化合物の分析法を開発する。(4)浸出水中の有機成分の特性化を検討し、有害性との関連、LC/MS分析結果との関連を明らかにして、包括分析としての位置づけを行う。
課題代表者
安原 昭夫
担当者
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鈴木 茂
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山本 貴士資源循環領域
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高橋 真
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松永 充史