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バイオアッセイによる循環資源・廃棄物の包括モニタリングに関する研究(平成 16年度)
Integrated bioassay monitoring of recycling resources and waste materials

予算区分
AB 政策対応型
研究課題コード
0105AB405
開始/終了年度
2001~2005年
キーワード(日本語)
循環資源,廃棄物,バイオアッセイ,免疫測定法,Ahレセプター,ダイオキシン類
キーワード(英語)
RECYCLING RESOURCES,WASTE,BIOASSAY,IMMUNOASSAY,AH RECEPTOR,DIOXINS

研究概要

循環資源や廃棄物、土壌、排水、排ガスなどに含有される重金属類やPCBなどの有害物質を、バイオアッセイ法により包括的に、かつ簡易に検出する測定監視手法を開発する。ダイオキシン類縁化合物把握にむけたバイオアッセイ手法の適用と未知物質の探索を行うことにより、循環廃棄過程における塩素化ダイオキシン類以外の制御対象物質群候補をスクリーニングする。

全体計画

13年度酵素免疫測定系アッセイ及びAhレセプター結合細胞系アッセイの導入と前処理系を含めた試験システムの開発に着手する。14年度前処理系を検討しつつ、焼却飛灰や廃PCBに対してバイオアッセイ適用を図る。15~16年度試料マトリックスに応じた前処理系を、簡易分析法を念頭において開発する。試料マトリックするの影響を把握しつつ、さまざまな循環資源・廃棄物試料に適用する。17年度Ahレセプター結合細胞系アッセイを用いたダイオキシン当量における未知成分を同定し、循環資源や廃棄物管理に適したバイオアッセイ手法を提示する。

今年度の研究概要

逆相HPLC(RP-HPLC)やゲルろ過クロマトグラフィー(GPC)等を用いた化学分画手法を導入して、循環資源、廃棄物試料の複合試料中の活性物質の同定、活性寄与率評価を進める一方で、POPs代謝物(biotic metabolites)の毒性評価まで踏み込んだin vitroアッセイ評価系の構築を試みる。バイオアッセイバッテリーについては、現在のプロトタイプのスコアリングについて検討を加え、具体的な運用システムを提示するとともに処理対策などの評価事例をふまえ、早期警戒システム運用マニュアルを作成する。

課題代表者

酒井 伸一

担当者