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陸水境界域における自然浄化プロセス評価手法の開発に関する研究(平成 16年度)
Studies on evaluation method for natural attenuation process in submerged ecosystem

予算区分
CA 文科-原子力
研究課題コード
0004CA130
開始/終了年度
2000~2004年
キーワード(日本語)
自然浄化能,海浜,湖沼,干潟
キーワード(英語)
NATURAL ATTENUATION,SHORE,LAKE,RIVER,SALT MARSH

研究概要

海浜、干潟、湖沼、河川といった陸水境界域は、人間活動における安息の場を提供するのみならず、野生生物の生息地としても重要な場である。一方、人間活動に由来する各種有機汚染物質の流入・集積が生じやすい場でもあるため、これら境界域の有する自然浄化能を把握することは、境界域の保全及び将来予測のうえで重要である。このため、本研究では、海浜・湖岸等における自然浄化能を把握するために、汚染有機物の分解速度の把握手法の開発、湖沼沿岸域における有機汚染物質負荷に対する微生物群集応答把握手法の開発を行うことを目的とする。

研究の性格

  • 主たるもの:基礎科学研究
  • 従たるもの:技術開発・評価

全体計画

海浜シミュレーターを用いた汚染物質の分解速度評価、湿地マイクロコズムの作成と汚染物質の土壌への吸着・水塊部への溶出の検討、および定常状態における湖沼生態系の把握を行う(12~13年度)。現場設置型炭酸ガストラップチャンバー作成と運転条件の検討(14年度)、海浜における炭酸ガストラップチャンバーを用いた有機汚染物質の分解速度評価、汚染物質負荷時の湖沼生態系攪乱・回復の検討を行う(14~15年度)。陸水境界域における自然浄化プロセス評価手法の総合化を行う(16年度)。

今年度の研究概要

これまでに構築した海浜シュミレーター、微生物群集構造解析手法を総合的に用いて、陸水境界域における自然浄化プロセスの評価手法の総合化を行う。

課題代表者

冨岡 典子

  • 地域環境保全領域
    環境管理技術研究室
  • シニア研究員
  • 博士(農学)
  • 生物学,農学
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担当者