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1990年3月30日

環境指標を用いた都市及び自然環境等の変動予測手法開発に関する総合解析研究
昭和60〜63年度

国立公害研究所特別研究報告 SR-5-'90

表紙
SR-5-'90 [2.3MB]

 産業のソフト化,人口の都市集中,技術革新,高度情報化,国民意識の変化,国際交流の活発化等,21世紀に向けた社会経済の基本潮流は,わが国の環境問題に大きなインパクトを与えようとしている。本報告は,このインパクトの全容を予測するため,昭和60年度から実施してきた特別研究の最終報告である。報告はまず,21世紀に向けた13の基本潮流を同定し,この潮流が7つの分野の環境問題に及ぼすインパクトを,合計100近いシナリオに整理している。次いで,デルファイ法という多数の専門家の知見を活用する手法によって,これらのシナリオの確からしさを評価し,特に重要なものについて,計算機シミュレーションによりさらに検討を深めている。また,本研究の過程で開発したデータベース,知識ベース,予測モデルづくりを助ける計算機システム等についても,その全容を紹介している。