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地球温暖化対策としての環境調和型技術とその評価に関するセミナー報告

その他の報告

内藤 正明

 去る9月6日(水),標記のセミナーを国立公害研究所大山ホールにて行った。2件の基調講演と,10件の招待講演,事前に行ったアンケート調査の報告および総合討論という内容で,約280名という多数の参加者があった。

<セミナー開催の背景>
(1)地球温暖化の問題が急浮上してきた。
(2)その対策技術は種々提案されているものの,それらを横断的に論じ合う場がなかった。

<セミナーの目的>
(1)温暖化時代対策技術として考えられるものを幅広く抽出,整理すること。
(2)それら各々の技術の効果を評価する考え方とその手法を見つけ出すこと。

<講演>▲基調講演△渡辺茂(地球環境を守る決定打はあるか)△中村桂子(環境についての考え方・生き方)▲招待講演△秋元肇(地球温暖化からみた大気汚染物質の排出とその抑制)△指宿堯嗣(低・非炭素エネルギー利用による地球温暖化対策)△野崎健(炭酸ガス処理に要するエネルギーと炭酸ガス拘束期間に着目した炭酸ガス固定化技術)△松尾岑一郎(自然エネルギーの有効利用のための地熱開発)△都留信也(地球温暖効果微量ガスの存在,生成ならびに制御のための生物地球科学的アプローチ)△井上敞雄(地球温暖化と森林資源)△松尾友矩(地球温暖化と環境容量)△石川修(温暖化対策に関わる住宅の省エネルギー技術)△吉野文雄(地球温暖化と水文循環への影響)△石谷久(交通におけるエネルギー消費とその転換の可能性)

<セミナーのまとめ>
 本セミナーの結果は報告書として取りまとめ中であり,要望があれば配布する予定である。

(問い合わせ先:国立公害研究所総合解析部 清水浩)