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2018年4月27日

木漏れ日便り

 毎年、4月の半ばごろになると環境研構内のあちこちでフデリンドウが花を咲かせます(写真1)。秋に種子から芽生え、ちいさなロゼットを作って冬を越し、春になると小さな葉に似合わない立派な花を咲かせます。陽だまりのフデリンドウを見ていると、ときどき虫がやってきます。写真2はビロードツリアブ、写真3はニッポンヒゲナガハナバチです。この花が開くのは昼間の陽が当っているときだけで、曇るとしっかり閉じてしまいます(写真4)。たくさん咲いている中には色変わりの株もまざっています。赤紫の花はトキイロフデリンドウ(写真5)、白い花はシロバナフデリンドウ(写真6)と呼ばれます。

(竹中明夫)

フデリンドウ
ビロードツリアブ
ニッポンヒゲナガハナバチ
閉じた花
トキイロフデリンドウ
シロバナフデリンドウ

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