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2014年8月29日

「第3回国立環境研究所絵画コンテスト」を開催しました

 絵画コンテストは、次世代を担う若い世代に環境問題や環境研究への関心と理解を深めていただくことを目的として、全国の中学生を対象に実施しています。3回目となる今回のテーマは「あなたが30年後までまもりたいもの」と題して、大人になった時の自分の生活やとりまく環境の姿に関する絵画を募集しましたところ、 212点の作品の応募がありました。多数の応募をいただきまして誠にありがとうございました。

 応募作品の審査は、全作品を掲示し当研究所の職員が行いました。作品はどれも力作揃いで、いつもながら入選作品の決定には大変苦労しました。最終的に最優秀賞1点、優秀賞2点、各研究センター賞8点、計11作品が入賞となり、夏の大公開において入選作品の表彰式および応募作品の展示を行いました。

 今後も「絵画コンテスト」など、次世代を担う若い世代が広く参加できる企画を通じて、環境問題や環境研究について、より一層関心と理解を深めていただけるよう努めてまいります。

最優秀賞「僕の好きな日本」

〈受賞者駒谷遥也さんから作品の紹介〉
銭湯が好きです。番台のおばちゃんとの会話、熱めの湯船、風呂上がりの一杯。そして、迫力ある富士山の壁画。銭湯には日本のよいところが詰まっています。しかし、経営難によりやむなく廃業に陥る店も多いのだとか。日本の宝、いや世界の宝である美しい富士山と銭湯が、30年後も残っていますように。

優秀賞「世界の思いやる心の輪」

〈受賞者齋藤陽菜さんから作品の紹介〉
現在、つくば市は世界でも有名なJAXAや有数の研究機関があり、科学都市へと発展し、緑豊かな自然も沢山存在する。時は経ち30年後…大人になった私には、かわいい子供がいるだろう。次世代を担う子供達が見る景色が、笑顔あふれる緑豊かなつくばの風景であってほしい。地球温暖化、海洋汚染、開発、自然災害など地球環境について、世界中のみんなが心をひとつに協力しあい、地球上の生命のために、明るい未来をつくっていこう。

優秀賞「自然ソムリエ」

〈受賞者市川菜月さんから作品の紹介〉
私の家では春になると、祖父母と一緒に山菜採りに出かけます。山中に入りタケノコ堀などもしましたが、周りの土手にもツクシやワラビ、ゼンマイなど色々な山菜が見つかります。またカエルの合唱や虫の音、鳥たちのさえずり、草木の新緑の眩しさや花の鮮やかな色彩や香りなど、自然の恵みを感じられる出会いもあります。30年後には自分も母となり、子供達の自然ソムリエとして四季の彩りを伝えられる様にしたいです。

○入賞作品については、国立環境研究所ホームページでご覧いただけます。

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