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2012年2月29日

気候変動枠組条約第17回締約国会議及び京都議定書第7回締約国会合(COP17/CMP7) 〜ダーバン(南アフリカ)での活動報告〜

企画部国際室

1.展示

 NIES は会議期間の第一週にブースを開設して、会場を訪れる各国の政府代表団やNGO、メディア等に対して広報活動を展開しました。ブースでは、温室効果ガス観測技術衛星「いぶき」(GOSAT)によって得られた観測データやスーパーコンピュータを用いた気候変動予測の結果など、地球温暖化を中心にNIESの研究活動を紹介しました。設置した2台のモニターに研究成果の画像を映写すると、立ち止まって画面を見入る来場者の姿が多く見られました。また、NIESに関する資料を集めたコンパクトディスクを来場者にお配りしました。

NIESブースにて、2台のモニター前に立ち止まって画面を見入る来場者の姿(モニターには温室効果ガス観測技術衛星「いぶき」(GOSAT)によって得られた観測データやスーパーコンピュータを用いた気候変動予測の結果など研究成果の画像を映写)

2.サイドイベント

 12月2日(金)にNIESはマレーシア工科大学と共同で「アジア低炭素社会:計画策定から社会実装へ」と題するサイドイベントを開催し、世界の温室効果ガス排出量を2050年までに半分にするという目標を達成するために、アジアにおいてどのような排出削減の道筋を実現すればよいのかについて議論しました。

 アジアにおける低炭素社会への道筋を実現する方法に関する研究成果の報告に続いて、具体的事例としてマレーシアのイスカンダル開発地域を対象とするシナリオ研究と実施に向けた取り組みが紹介されました。これらの報告をもとに、国内およびアジア地域の研究者や政策実施機関を代表するパネリストが議論しました。

 会場に日本やマレーシアの政府関係者を含む約80名の参加者が集まり熱心に耳を傾けたほか、このような研究ネットワークが先導的な役割を果たしていくことへの期待を含む質問やコメントが述べられました。

NIES、マレーシア工科大学と共同で「アジア低炭素社会:計画策定から社会実装へ」と題するサイドイベントにて、日本やマレーシアの政府関係者を含む約80名の参加者の様子

3.会合への参加

 京都議定書第一約束期間終了後の枠組みに関する検討など難題に取り組んだCOP17/CMP7の政府間交渉の場で、NIESもその役割を担いました。社会環境システム研究センターから1名の研究者がREDD+(途上国の森林減少・森林劣化に由来する温室効果ガスの排出の削減および、森林保全等による炭素ストックの増加策)を含む将来枠組みに関して、地球環境研究センターから2名の専門家が温室効果ガスインベントリ等に関して、政府代表団に加わり支援しました。また、社会環境システム研究センターの1名の研究者が、気候変動の国際枠組みに関連する政策研究の一環として会合に参加し、交渉の行方を追いました。

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COP17/CMP7におけるNIESの活動については以下もご参照ください。

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