ユーザー別ナビ |
  • 一般の方
  • 研究関係者の方
  • 環境問題に関心のある方

国立環境研究所年報 平成22年度 A-36-2011 (平成23年6月発行)

 本書には、国立環境研究所の第2期中期計画最終年度にあたる平成22年度の活動状況がとりまとめられています。組織の概要説明に引き続き、4つの重点研究プログラムの概要と中核プロジェクト並びに関連研究、各ユニットの基盤的調査研究、各センター並びにラボラトリの知的研究基盤整備について、それぞれの目的並びに平成22年度の活動内容と成果が取りまとめられています。さらに、環境情報の収集、提供業務活動の概要、研究施設・設備の状況、研究成果の一覧、その他研究所の活動の全体像を知る上で役に立つ様々な資料が掲載されています。

(編集委員会委員長 竹中明夫)

環境報告書2011 E-6-2011 (平成23年7月発行)

 2005年4月に施行された「環境情報の提供の促進等による特定事業者等の環境に配慮した事業活動の促進に関する法律」は、独立行政法人等の特定事業者が、その事業活動における環境への負荷の低減、その他の環境の保全に関する活動、環境への負荷を生じさせ、または生じさせる原因となる活動の状況について、事業年度ごとに環境報告書を作成し、公表することを義務付けています。本報告書は、2010年度における国立環境研究所及びその職員が取り組んだ環境負荷低減等の活動状況を取りまとめたものです。“環境コミュニケーション”の重要な手段の一つである環境報告書をより多くの方に読んでいただけるよう、本報告書は環境負荷低減等の活動状況の説明だけでなく、環境問題を研究している研究者によるコラムなど、読み物として楽しんでいただけるような構成になっています。さらに、特別コラムとして東日本大震災の影響による電力供給不足への対応も紹介しています。是非ご一読いただき、忌憚のないご意見をお寄せ下さるようお願いいたします。

(「環境報告書2011」 編集事務局 松崎裕司)

環境儀No.41「宇宙から地球の息吹を探る-炭素循環の解明を目指して-」
(平成23年7月発行)

 主要な温室効果ガスであるCO2とメタンの大気中濃度を温室効果ガス観測技術衛星(GOSAT)によって宇宙から観測するGOSATプロジェクトが環境省・国立環境研究所・宇宙航空研究開発機構(JAXA)の三者の共同により進められています。GOSATは2009年1月に打ち上げが成功し、以後順調に観測結果を地上に送り続けています。環境研では地球環境研究センターの横田達也氏とシャミル・マクシュートフ氏がGOSATプロジェクトリーダーおよびサブリーダーとして研究を牽引しています。本号では、GOSATプロジェクトにおける環境研の主要な2つの目的である(1)衛星によって観測されたデータを解析し濃度データへ変換すること、および、(2)GOSATの観測で得られた濃度データを使って全球を64に分割したそれぞれの地域におけるCO2の吸収・排出量を推定すること、について現場の苦労やこれまでに得られた最新の成果等を交えて紹介しています。特に、2番目の目的を達成するために用いられる逆推定モデル解析についてコラムや図を用いて詳しく解説しています。

(環境儀No.41ワーキンググループリーダー 遠嶋康徳)

関連記事

関連研究報告書

表示する記事はありません