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第6回全国環境・公害研究所交流シンポジウム

その他の報告

若松 伸司

 国立環境研究所と地方公害試験研究機関との交流を目的としたシンポジウムを2月21、22日に国立環境研究所大山ホールにおいて行った。今年度は国立環境研究所への改組に伴い、名称を「全国環境・公害研究所交流シンポジウム」と改め、通算第6回目として「局所、地域及び広域大気汚染現象の解明」をテーマとしてとりあげた。内容は道路沿道大気汚染、都市域における大気汚染、大気汚染物質の長距離輸送、バックグラウンドオゾンの動態等と多岐にわたり、研究方法もフィールド観測、室内実験、数値シミュレーションと多様で、幅広い分野からの出席が得られた。発表された研究の多くはこれまでに国立環境研究所と全国環境・公害試験研究機関との間で実施されてきた共同研究の成果をとりまとめたものであり、これまでの交流シンポジウムとは一味違った特徴を出すことができたように思われる。研究発表と討議を行う中で、今後さらにそれぞれの研究所の特質を生かした共同研究の必要性が確認された。

(わかまつ しんじ、地域環境研究グループ都市大気保全研究チーム総合研究官)

シンポジウムの様子