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2004年3月31日

ILAS-II Correlative Measurement Plan(ILASのための共同観測計画)

国立環境研究所研究報告 R-181-2004

表紙
R-181-2004 [8.3MB]

 環境省が開発した衛星搭載用のオゾン層観測センサILAS-IIは2003年1月から10月までに5900回余りの測定を実施した。本報告書はILAS-IIの取得データから国立環境研究所が開発した高度分布導出アルゴリズムによって生成された大気中濃度のデータの質を評価するために必須な検証データ取得に関する実験計画を詳述したものである。言語は英語である。検証データ取得のための各種実験は環境省などのファンドにより実施される。実際にはILAS-IIが搭載されていたADEOS-II衛星の運用停止のために、予定されていた主な大気球実験は中止となったが、部分的には南極昭和基地やスウェーデンのキルナなどから、小気球などを利用してエアロゾルやオゾンの観測が実施された。

 その他にも国際的なILAS-IIの検証実験チームメンバーによる実験実施計画が掲載されている。特に今後ILAS-IIの観測データのデータ質検証解析を実施する研究者にとっては、どのような検証データがどのような測定原理と確度・精度で取得されたのかを知るための一助となるようにまとめられている。改良型大気周縁赤外分光計ILASは,高緯度地域の成層圏オゾン層を監視・研究するために環境省が開発した衛星搭載センサである。ILASの搭載衛星ADEOS(「みどり」)は,1996年8月に宇宙開発事業団(NASDA,現在の宇宙航空研究開発機構JAXA)のH-Ⅱロケットにより種子島宇宙センターから打ち上げられ,1997年6月30日に衛星の電源系統の異常により運用を停止した。この間にILASによって大量の観測データが取得され,当所において処理されたオゾン濃度分布などのプロダクトが,国内外の研究者に提供されている。これに並行してデータ質の評価,各種検証データによる検証解析が進められ,それらの検討結果に基づく処理アルゴリズムの改訂とデータの再処理が継続して行われた。

 本報告書は,主としてこれまでのデータバージョンの推移の概要,平成14年3月に最終バージョンとして作成されたILAS Version 6.0データについての概要,検証実験データの解析,他衛星データとの比較結果を中心に取りまとめたものである。

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