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2020年6月30日

過去の環境儀から

これまでの環境儀から、エアロゾルや揮発性有機化合物(VOC)に関するものを紹介します。

No.68 「スモッグの正体を追いかける─VOCからエアロゾルまで」

No.68表紙

国立環境研究所では、大気中の化学変化を調べるための「スモッグチャンバー」と呼ばれる装置を使って、光化学オキシダントや二次有機エアロゾル(PM2.5の主要成分の一つ)の発生に関連する化学変化のメカニズムの解明に取り組んできました。本号では、「スモッグチャンバー」の仕組みや、オキシダントと二次有機エアロゾルの発生プロセス等について解説します。

No.64 「PM2.5の観測とシミュレーション ─天気予報のように信頼できる予測を目指して─」

No.64表紙

国立環境研究所では1990年代から微小粒子状物質(直径2.5μm以下の粒子、PM2.5)の健康影響についての研究を開始しました。さらに、2001年度からは新たに研究プロジェクトを立ち上げ、PM2.5などの粒子状物質の観測による動態の解明、また、数値シミュレーションによる高濃度現象の理解や予測に取り組んでいます。本号では、その取り組みについて研究や観測の成果とともに紹介しています。

No.40 「VOCと地球環境 ─大気中揮発性有機化合物の実態解明を目指して」

No.40表紙

地球を取り巻く大気圏には、さまざまな揮発性有機化合物(VOC)が存在しています。フロンなど人為起源のもののほか、自然起源のVOCも少なくなく、それらはいずれも地球環境とも深く関わっています。本号では自然起源VOC研究への取り組みと、温室効果気体として近年、問題となっている代替フロン類の観測・解析研究について紹介しています。

No.33 「越境大気汚染の日本への影響 ─光化学オキシダント増加の謎」

No.33表紙

国内の大気汚染物質の発生源対策が進み、窒素酸化物(NOx)と揮発性有機化合物(VOC)は減少しているのに、光化学オキシダント(Ox)は増加しています。なぜ原因物質が減少しているのに光化学Oxが増加しているのか。なぜ発生源が近くにない地域でも光化学Oxが増加しているのか。本号では、これらの原因の一つとして考えられるアジア大陸からの越境汚染の影響を紹介しています。

No.29 「ライダーネットワークの展開 ─東アジア地域のエアロゾルの挙動解明を目指して」

No.29表紙

国立環境研究所では、環境への影響が懸念される東アジアのエアロゾルの動きについて、自動化したライダーネットワークにより空間分布をリアルタイムで捉え、発生・輸送のメカニズムを解明しています。本号では、ライダーネットワークのあゆみと現状、研究の方向性について紹介しています。