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2018年9月28日

モノのインターネット(IoT)とスマートシティ

コラム1

 生活の中のあらゆるものがインターネットに接続され、情報交換をすることで相互に制御する技術は「モノのインターネット(IoT)」と呼ばれています(図1)。IoTを活用することにより、生活の利便性を向上させる各種のサービスが可能となってきました。身近な例としては、自宅に近づいたことをスマートフォンが位置情報で検知して、家のエアコンやお風呂のスイッチを自動で入れることなどがすでに可能になりつつあります。

IoTのネットワーク図
図1 IoTのネットワーク
IoTによりスマートフォンやスマートウォッチのほか、街中にある車や気象センサー、家の鍵や体重計など様々なモノがインターネットにつながる。

 スマートシティとは、こうしたIoTを活用することで都市における生活基盤サービス(交通、電力、水道など)を効率的に管理・運営した、また環境に配慮した、持続可能な都市像を指します。また、電力輸送の需要・供給を考慮しながら最適化する送電システムであるスマートグリッドや、電気自動車を導入しCO2排出量ゼロを目指すゼロエミッションなどの取り組みを含む、都市における包括的な取り組み自体のことを指す場合もあります。

 今後、世界では都市への人口集中がより進むことが予測される状況にあって、ビッグデータ(コラム2参照)なども活用しながら、より効率的で環境問題に配慮した各種サービスやエネルギー管理が求められています。横浜市などでは、家庭内の電力消費をモニタリングして見える化するHEMS(Home Energy Management System)や電気自動車の大規模導入など、スマートシティ化に向けた実証実験が進められています。