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自然と共生できる?できない?対話で考えを深めていく。[令和4年度環境カフェふくしま第2回開催レポート]

対話~生物多様性と自然共生社会~

2022年9月22日、令和4年度環境カフェふくしま第2回を福島県立安積黎明高校にて開催しました。
令和4年度の通年テーマは「持続可能な社会」です。
テーマについて、対話を中心に考えを深めていきます。

前回の開催レポートはこちら
持続可能な社会って?境さんの講義で「生物多様性と自然共生社会」を学ぶ。[令和4年度環境カフェふくしま第1回開催レポート]

※「環境カフェふくしま」は、環境課題をテーマに対話を通じて、問いを立てる力、質問力、探求力、観察力、理解力などの科学技術リテラシーを身につけることを目的とした、国立環境研究所福島地域協働研究拠点(以下、福島拠点)が行うプログラムです。
令和3年度の「環境カフェふくしま」は、安積黎明高校化学部の8名に協力いただいて実施しました。
過去記事:
対話で環境を学び合うプログラム「環境カフェふくしま」を安積黎明高校と行いました~オリエンテーション、第1回から第6回~
脱炭素社会には何が必要?「環境カフェふくしま」の報告会を開きました
対話で学ぶ「環境カフェふくしま」を一緒に開催してみていかがでしたか? ~安積黎明高校化学部顧問 益子章先生へのインタビュー~

第2回は「自然共生社会」や「生物多様性」に関する課題についてより深く考えてみることを目的に、話合いの時間を多くとって行いました。

対話する生徒たちの写真

最初に、前回の宿題だった「自然と共生していない、上手くいっていないのではないかと思われる事例」について、それぞれのグループから選んだテーマについて発表してもらいました。

3グループは、それぞれ「海洋プラスチックについて」「農業と自然の共生」「自然との共生 放置された森林について」とテーマを設定し、各問題の背景にある概要について調べ、考えてきてくれました。 その後、グループに分かれ、付箋と模造紙を使って、それぞれが選んだテーマに関する事象の整理をしてもらいました。

途中、運営メンバーの一人である中村主任研究員から「根拠となる調査結果などの資料が提示できるとより踏み込んだ話し合いになる」との助言がありました。 それを受けてか、終了後の参加者からの感想には、「データ収集をして、今日思ったことを考えてみたい」といったものがあり、次回の発表に向けて準備をしていこうという気合を感じ、担当者として頼もしく、嬉しく感じました。

レスポンスシートに記入する生徒たちの写真

次回は、今年度の中間発表の時間となります。
参加者の皆さんが、どんな視点で各グループのテーマに向き合い、発表をしてくれるのか楽しみです。

対話の結果 模造紙に貼られた付箋 グループ1写真

農業と自然の共生 整理

対話の結果 模造紙に貼られた付箋 グループ2写真

海洋プラスチックについて 整理

対話の結果 模造紙に貼られた付箋 グループ3写真

自然との共生 放置された森林について 整理

概要

今回の目的
前回の宿題で選んだテーマの「自然共生社会」や「生物多様性」に関する課題はどこにあるのか、さらに深く考えてみる。
達成目標
・発表により、自分が学んだことを伝えること
・自分のグループ以外のプレゼンや話し合いから何か気づきを得ること
・「自然共生社会」や「生物多様性」の事例に関して学びを深め、感じたことを誰かに話せること
開催形式
対面(福島県立安積黎明高校)
開催日時
2022年9月22日 15:30~17:00
参加人数
10名(生徒)、1名(先生)
NIESスタッフ
4名

プログラム

15:30-
アイスブレイク
15:40-
チェックイン(レスポンスシートへの記入)
15:43-
発表準備
15:45-
発表
16:05-
話し合い
16:45-
ワークシート記入
16:50-
次回の説明(宿題の発表について)
17:00-
終了

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