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2019年4月22日

持続可能なアジアの未来に向けて

NIES国際フォーラムレポート

2日間のフォーラムが無事終了しました。最後に、ポスターセッションの様子と全体のまとめを紹介します。

ポスター発表の様子
ポスター発表の様子

ポスターセッション

今回、登壇者を迎えてのセッションとは別に、ポスターセッションも開催しました。このポスターセッションでは、当日参加した研究者や学生の方々から55件もの発表がありました。若手の参加も多く、各ポスターの前では活発な議論がされている様子がうかがえました。

(一部のポスターはウェブサイトでも公開されています:http://www.nies.go.jp/i-forum/#tab5


ベストポスター賞の受賞者たち
ベストポスター賞の受賞者たち

まとめ

約150名にご参加いただきました。
約150名にご参加いただきました。

最後にフォーラム全体の総括として、主催・共催機関から共同声明を発表しました。今後もアジアの環境問題の解決に向けて、そして持続可能な社会への転換に向けて、研究ネットワークを一層強化していき、科学的知見に基づいた政策決定に貢献していくことで合意しました。自治体、国、そして国を越えて、持続可能なアジアの未来に向けて行動していく意志を共有することができました。

4回目の開催となった今回は、約40の研究機関からの参加者を迎えての開催となり、第1回の開催が約25の機関からだったことを鑑みると、このフォーラムを通じたアジア圏内でのネットワーク形成が確実に進んでいることが分かります。

専門家同士が連携を深める一方で、次世代への知識や技術の継承も欠かせません。今回のフォーラムでは2日間を通して、たくさんの現地の大学生にも参加していただきました。彼らが何を受け取り、どう活かしていくか、今後が期待されます。

アジアに暮らす私たちがこれから自ら考え、行動していくべき課題は何だと思いますか?この問いへのヒントが一つでも見つかることを願いながら、このレポートを締めくくりたいと思います。

(文・杦本友里(研究事業連携部門))
(写真・成田正司(企画部広報室))