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2010年12月3日

COP16/CMP6 ~メキシコ・カンクンの現場から~第1回 国立環境研究所展示ブース

はじめに

 気候変動枠組条約第16回締約国会議及び京都議定書締約国会合(COP16/CMP6)が、11月29日(月)(現地時間)に開幕しました。国立環境研究所(NIES)では、財団法人地球環境戦略研究機関(IGES)及びアジア開発銀行(ADB)との共催で12月3日(金)にサイドイベントを開催するほか、会場内に研究所の展示ブースを設置し、研究活動のPRを行っています。今回から数回にわたり、サイドイベントや展示ブース等の様子についてメキシコ・カンクンの現場からレポートをお送りします。

国立環境研究所(NIES)展示ブースの開設

 COP16/CMP6では、本会議や作業部会等についてはメキシコ・カンクンのムーンパレスホテルで開催され、サイドイベントや展示ブースはムーンパレスホテルから8㎞の距離にあるカンクンメッセという会場が使用されています。NIESではカンクンメッセ内に研究所の展示ブースを設置し、会場を訪れる各国の政府代表団やNGO、メディア等に対してPR活動を行っています。

 ブースでは、温室効果ガス観測技術衛星「いぶき」(GOSAT)によって得られた最新の温室効果ガス観測データや観測画像、持続可能な低炭素社会(LCS)構築に関する研究、スーパーコンピュータを用いた気候変動予測の結果などを中心に、NIESの研究活動・研究成果を広く紹介しています。デジタルフォトフレームで放映している映像を目にして足を止める方も多く、資料をまとめた配布用のCDも多くの方が手に取り、お持ちになっています。

 COP16/CMP6には世界各国から関係者が来訪しており、中には民族衣装を身にまとった方も見られるなど、国際色豊かな雰囲気となっています。ブースを訪問する各国の関係者の中でも、特にアジアの代表団やメディア等からは、NIESがアジアの研究者と協力して実施している低炭素社会構築に関する研究についてなど、自国との関わりについて知りたいといった質問も多く、NIESのアジアや世界での活動について関心と理解を深めていただいています。

 NIESでは会議終了の12月10日(金)まで、ブースを運営する予定です。

写真:国立環境研究所展示ブースの様子

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